女装少年♂♀吸血鬼!
女装吸血鬼×病弱少女のお話です。
番外編
登場人物
ゴリマリィ・アドゥシール・ナチュラル
ケンコーな人間を殺し、食べることが大好きな吸血鬼。(♂)
病弱で生気のないランネを気に入り、一緒に過ごすことになった。
「しんじゃった…お姉ちゃんに逢いたい」というランネの願いに対し、
「君を食べるまで女装少年(おねえちゃん)になろうかな!」と返し、女装をするようになった。
その後、ランネのことを「妹チャン」と愛称で呼んでいる。
ランネ(妹チャン)
病弱な少女。この作品のヒロイン。
以前はは一人で外に出ることすら叶わなかったが、ゴリマリィから生気をもらい普通の生活を送れるようになった。
性格は、誘拐されても、いきなり吸血鬼であっても、あまり動じないくらい冷静沈着。それと、すこし照れ屋さん。
生気はゴリマリィとのキスでしか受け取れないのが悩み。やっぱり照れ屋さんなので。
ゴリマリィのことを「マリィちゃん」と呼んでいる。
召使いメケシー
ゴリマリィの召使い。霊的な存在で、ふつう人間は見ることはできない。
(契約書を書き替えることで、見ることも可能になる)
散らかされた死体を処理することや、掃除を担当している。
誰に対しても敬語を使う礼儀正しいメケシーだが、命令が第一であり、心無い言葉をつぶやくときもある。
先生
ゴリマリィの先生。森の奥のアトリエで暮らしている。
作品の材料は、人の残骸。肉や血はおいしくいただき、そして骨は作品作りに利用するエコな吸血鬼。
行き倒れていたゴリマリィを保護し、一緒に暮らすようになる。
ゴリマリィ監禁事件数日後、実験少女がいた吸血鬼研究所で、腹部を深くえぐられ死亡。
その躯はゴリマリィが食べるという形で昇華した。
実験少女
吸血鬼研究所にいた実験番号46番。人間の少女。
幼いころから今まで、親代わりの研究者から「聖水」を投与されていた。
この聖水は、吸血鬼を殺し、さらには吸血鬼を万能薬に変えるための手段でもある。
しかし、人間に無害な「聖水」といっても、大量にとりこめば人間にとっても毒になり、
反作用として行動や感覚が鈍くなってしまう。
吸血研究所の資料を読み、彼女の体内に聖水があることをしった先生は、
嫌味をふくめ、「聖女」と呼んだ。
現在彼女が生きているかどうかは誰も知らない。